化学授業ふり返り

酸化数(酸化還元)

2013年5月12日 10時05分
化学1

①酸化数とは、原子中の電子eが、「単体の時より増えているか減っているか」を表していると考えて下さい。
 2Na + Cl2 → 2NaCl
 の反応で、Naはeの増減なしだから0、Naは+1と表します。
 この時のNaの酸化数は 0 → +1 で増えている、つまりe減っているから酸化されている。
 よって、「酸化数増 → 酸化されている」と言いたいんですね。
 酸化数の増減を調べて、酸化されたか還元されたか簡単に判定しようという意図なんですね。

➁2つの原子が結合した時、周期表での位置関係が左の原子が+、右の原子が-になります。NaCl(NaCl)で確認してみてください。そうなってるでしょう?

③ここで周期表出して、HとOの周期表での位置関係を確認してみて下さい。
 Hは左はじ、Oは右はじにあるでしょう? 周期表左側の元素は電子を放しやすい、周期表右側の元素は電子を受け取りやすい、だから、Hが+、Oが-になるんですね。
 もう一つ、Hは1族だから+1、Oは16族だから-2と気づけば完璧ですね!
 2族が+2、13族Alが+3、17族が-1も納得できるでしょう?

※プリント「周期表」、プリント「イオン式を書き入れよう」、プリント「覚えたい元素記号イオン式分子式」、すご~く大切なのが分かるでしょう? 早く覚えてしまいましょう!!