模擬試験

化学基礎模試

高2全統マーク2月 [1]-問2



問2
 原子番号19のKの電子配置は、「K2-L8-M9」でしょう?
 という引っかけ問題です。
 M殻には電子が18個まで入りますから、そうかな?と思ってしまいます。
 しかし、M殻には電子が8個まで入ると一旦安定になります。
 ですから、9個めはM殻に入らず、N殻に入っていきます。
 以上より、カリウムKの電子配置は、「K2-L8-M8-N1」ですね。
 そう言えば、カリウムKは1族ですから、最外殻電子数は1じゃないとおかしいですよね!
答⑤
補足
 ①~④も良く考えながら、ていねいに確認しておきましょう。
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高2全統マーク2月 [1]-問1



問1 a
 これらの元素中のアルカリ土類金属は、カルシウムだけですね。
答⑤
補足
 第3周期までのすべての元素と、第4周期のK、Caまで(原子番号20まで)は
 どの族に属するか、素早く言えるように覚えておきましょう!
 (族ごとに暗記しましょう)

問1 b
 これらの物質中では、エタノールが親水基であるOH基を持つため、
 水に良く溶けます。(水と任意の割合で混じります)
答②
補足
 塩(えん)のようなイオン結合性物質も、通常水に良く溶けますが、
 炭酸カルシウムCaCOのような不溶性塩が存在します。
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高2全統マーク2月 [1]-問4



問4
 組成式が書ければ、即解決です。
 塩化マグネシウムは、MgClですね。
答①
補足
 
 組成式は、陽イオン、陰イオンをきちんと覚えていないと書けませんね。
 ①~⑥の陽イオンを順に書くと
 Mg2+、Ba2+、K、Al3+、Na、Fe2+
 また、①~⑥の陰イオンを順に書くと
 Cl、O2-、NO、OH、CO2-、SO2-

 です。
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高2全統マーク2月 [1]-問3



問3
 周期的に増減を繰り返すこのグラフは、
 原子番号と原子のイオン化エネルギーの大きさを表すもので、良く出題されます。
 極大が、He、10Ne、18Ar、の18族で、全原子中Heが最大値となります。
 極小が、LI、11Na、19K、の1族ですね。
 どちらも、原子番号の増加と共に値が小さくなっていくことも確認しておきましょう。
答② 
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高2全統マーク2月 [1]-問5



問5
 メタンCH中のCの価電子4個はすべて不対電子となり、非共有電子対はありません。
 また、CH中のHの価電子1個も不対電子になるので、非共有電子対はありません。
 このように説明しましたが、分子の構造式を書いて、
 次に構造式を電子式に書き換えて考えるとすぐに分かります。
答③
補足
 ①、②は、構造式を書くとすぐ分かります。
 ④は、極性分子であることと合わせて覚えておきましょう。
 ⑤は、配位結合が出来る時の説明に良く使われます。
 NHからNHが生じる時も同様です。
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高2全統マーク2月 [2]-問1



問1
 63 × (X/100) + 65 × {(100-X)/100} = 63.5
 ∴ X = 75%
答⑤
補足
 教科書の基本問題ですが、「加重平均」という考え方です。
 直感的に理解できますよね?
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高2全統マーク2月 [1]-問6



問6
 共有結合の結晶は、極めて硬く、電気は通しません。
 ただし、黒鉛だけは例外です。
 やわらかく、電気を通します。
 黒鉛のこのような性質は、黒鉛中の炭素の価電子の使われ方によっています。
 炭素の価電子は4個ですが、
 このうちの3個が共有結合に使われます。
 この共有結合は、平面方向に次々に続いていきます。
 価電子の残り1個は結合には使われず、自由に移動できます。
 この電子のために、黒鉛は電気を通すのです。
答④
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高2全統マーク2月 [2]-問3



問3
 ブレンステッド・ローリーの定義で考えます。
 (この問題はアレーニウスの定義では説明できません)
 さて Hを与えるものが酸ですから、
 Hを与えているHOを探しましょう。
 イ、エのHOはHを与えており、ア、ウのHOはHを受け取っていますね。
答 ⑤
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高2全統マーク2月 [2]-問2



問2
 この記述から、
 金属M 11.2g に、酸素O が 16 - 11.2 = 4.8g 化合していた事が分かります。
 そして、M(mol): O(mol) = 2 : 3 ですね。
 金属Mの原子量をMとすると、
 金属Mは、(11.2/M)(mol)
 一方、酸素Oは、(4.8/16)(mol)
 となります。
 ∴ (11.2/M) : (4.8/16)= 2 : 3
 ∴ M= 56
答④ 
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高2全統マーク2月 [2]-問4



問4
 pH 6 は酸性ですね?
 この溶液をいくらうすめても酸性のままですね?
 pH 8 は塩基性です! これはおかしいでしょう?
答 ③
補足
 では、③を正しく答えるとどうなるでしょう?
 大幅にうすめるので、中性に近い酸性になります。
 「7より小さい、7に近い値」ということになります。
 正確な値は、3年の化学でlogを使って求めます。
 さて、100倍(10倍)にうすめると、pHは中性の方向に2だけ変化する
 というのは大丈夫ですね?
 これが基本なんですが、うすめた後pHの値が7をまたぐような時注意して下さい。
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高2全統マーク2月 [2]-問5


問5 a
 ①、②、④は酸化還元の基本定義に照らし合わせるだけです。
 ③は、Clの酸化数を追っていくのが早いでしょう。
 0 → -1 で減少、つまり還元されていますから、Clは酸化剤としてはたらいています。
 また、ハロゲン元素の単体は、通常、酸化剤としてはたらく事を覚えておきましょう。
答③
補足
 ヨウ素の単体Iにも弱いながらも酸化作用があり、
 うがい薬等の医薬品としておなじみです。(イソジン)
 しかし、ヨウ化カリウム KI は還元剤として勉強しますね?
 ヨウ化物イオン I はハロゲンの中では電子を失いやすい傾向にあります。
 問題として良く出てくるのは、この Iが還元作用をする反応の方なんです。

問5 b
 Na = 0.23/23 = 0.01mol
 また、
 2Na + 2HO → 2NaOH + H
 ですね。(この反応式良く出ます)
 よって、発生するHは、
 0.01 × (1/2) = 0.005mol
 これを気体の体積で表すと、
 22400 × 0.005 = 112mL
答②
補足
 反応式中の Na、Hの係数を見て × (1/2) と処理して下さい。
 Na : H= 2 : 1 と持っていく計算より絶対に早いです。
 また計算は、1つの式を作って処理した方がいいんです! つまり、
 0.01 × (1/2) × 22400 = 112
 とやるんです。
 これですごく早く、間違えずに出来るようになります!!
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高2全統マーク2月 [2]-問6



問6
 
 まず、イオン化列を思い出しましょう。
 水溶液A中の陽イオンとBについて、イオン化傾向の大小を比較します。
 ③では、
 Cu2+ + Zn → Cu + Zn2+
 の反応が起き、銅Cuが析出します。(銅樹)
 ②では、
 2H + Fe → H + Fe2+
 の反応が起き、水素が発生しますが、金属は析出しませんね。
答③
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高2ベネッセ1月[1]-問1、問2


 問1
 1種類の元素だけからなる純物質は「単体」、
 2種類以上の元素からなる純物質は「化合物」ですね。
答[1]単体、[2]化合物

 問2
 同素体を作る元素は、S、C、O、P ですが、
 各元素が作る同素体の名前をすべて言えるようにしておきましょう。
 上の選択肢中では、元素Sの、斜方硫黄、単斜硫黄ですね。
 補足ですが、(ア)は同位体、(イ)は同族元素です。
答(ウ)
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高2ベネッセ1月[1]-問3、問4



 問3
 価電子が0の元素は、最外殻がK殻なら 2、K殻以外なら 8のものです。(閉殻構造)
 ですから、(ア)He、(エ)Ne、が正解です。
 補足ですが、価電子数と最外殻電子数は異なりますので注意して下さい。
 この時の最外殻電子数は、(ア)He が2、(エ)Ne が8 です。
答 (ア)、(エ)

 問4
 a セッケンから生じるイオンは、親水性部分と親油性(疎水性)部分を合わせ持っています。
   このため、洗浄作用や乳化作用があり、界面活性剤にもなります。
 b アルミニウムは地殻中に多くある元素ですが、銅や鉄に比べて非常に還元されにくく、
   融解塩電解により、近代になってやっと単体が得られるようになりました。
 c ステンレス鋼は名称の通り、さびない(ステンレス)ようにした鋼の改良品です。
  ステンレス鋼は、鋼(炭素をわずかに含む鉄)、ニッケル、クロムが成分です。
  よって正しい文章は、a、c、です。
答(オ)
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高2ベネッセ1月[1]-問5、問6、問7


 問5
 陽イオンと陰イオンがクーロン力で引き合う結合を「イオン結合」と言います。
答 イオン

 問6
 非金属元素の単体、非金属元素どうしの化合物のうち数種が共有結合の結晶となります。
 ダイヤモンド、二酸化ケイ素(水晶、石英)、これに黒鉛を加えて覚えておきましょう。
答 SiO

 問7
 分子結晶中の分子間に働く分子間力は非常に弱いので
 分子結晶は、柔らかく、融点、沸点が低くなります。また、昇華しやすいものもあります。
答(ウ)
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高2ベネッセ1月[2]-問1、問2、問3



 問1
 10.0 × (20/100) + 11.0 × (80/100) = 10.8
答 10.8

 問2
 672 mL のメタン(気体)は、(672/22400)= 0.03(mol)です。
 メタンCH 1(mol) は16(g)ですから、
 16 × 0.03 = 0.48(g)
答 0.48(g)

 問3
 AgNO + NaCl → AgCl + NaNO 
 この反応での水溶液中のすべてのイオンをイオン式で書き直すと
 Ag + NO + Na + Cl → AgCl + Na + NO 
 これらのイオンのうち、Na、NO- は反応していませんので
 反応したイオンのみで反応式を書き直すと、
 Ag + Cl → AgCl
 となります。(これはイオン反応式と言います)
答 Ag + Cl → AgCl
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高2ベネッセ1月[2]-問4、問5



 問4
 まず、電離度 α とは、
 「酸が 1 mol 溶けているうちの α mol が電離している」 ということですね。
 「酸の 1(mol/L)のうちの α (mol/L) が電離している」 と言い換えてもOKです。
 これより、C(mol/L)、電離度 α の酢酸中では、
 Cα (mol/L)分の酢酸が電離していることになります。
 酢酸は1価の酸ですから、水素イオン濃度も Cα (mol/L) となります。
答(ウ)

 問5
 早い解法でやってみましょう。
 水酸化カリウム溶液を(250/10)倍つまり25倍にうすめています。
 よって濃度は(10/250)倍つまり(1/25)倍になります。
 以上より、うすめた水酸化カリウム溶液のモル濃度は、
 0.025(mol/L) × (1/25) = 0.001 = 10-3 (mol/L) です。
 水酸化カリウムは1価の強塩基ですから、
 [OH] も 10-3 (mol/L)となります。
 上記表1から、[OH] = 10-3 (mol/L)の時、[H] = 10-11 (mol/L)
 よって、pH = 11 となります。
答 11

 [H] × [OH] = 10-14 を覚えておきましょう。
 表1がなくても、これで[H]が求められます。
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高2ベネッセ1月[2]-問6、7


 問6
 0.1mol/L、10mL アンモニア水(1価の弱塩基)は、
 0.1mol/L の塩酸(1価の強酸)10mL で過不足なく中和されます。
 中和点は酸性側で、指示薬は酸性側に変色域があるメチルオレンジが適当です。
答(オ)

 問7
 CHCOOH + NaOH → CHCOONa + HO
 この中和反応で生じた塩は、酢酸ナトリウムCHCOONa です。
答 CHCOONa  
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