センター試験<化学>

2015センター化学Ⅰ(旧過程) 第3問-6、7

2015年1月25日 12時30分





 どう考えるのか、やや難しく感じたかもしれません。
 どちらのシャーレ内も2種類の金属が、電解質溶液中で接しているので
 電池が出来ているのです。
 すると、イオン化傾向の大きな方の金属がイオンになって溶け、
 イオン化傾向の小さな方の金属表面で電子が溶液中のイオン又は物質に渡されます。

 a.イオン化傾向はFe>Cuですから、
   Fe極が Fe → Fe2+ + 2e となるため、
   Fe2+ が K[Fe(CN)]と反応して青色となります。
   (濃青色沈殿生成と教わったと思いますが、生成量が少ないのでこうなります)
   Cu極側では、 2HO + 2e→ 2OH+ H となり、
   pHが大きくなるため、フェノールフタレインが赤色になります。
答[6]②

 b.イオン化傾向はZn>Feですから、
   Fe極側で、2HO + 2e→ 2OH+ H となり、
   pHが大きくなり、フェノールフタレインが赤色になります。
答[7]①