模擬試験

2015年1月の記事一覧

高2ベネッセ1月[1]-問1、問2


 問1
 1種類の元素だけからなる純物質は「単体」、
 2種類以上の元素からなる純物質は「化合物」ですね。
答[1]単体、[2]化合物

 問2
 同素体を作る元素は、S、C、O、P ですが、
 各元素が作る同素体の名前をすべて言えるようにしておきましょう。
 上の選択肢中では、元素Sの、斜方硫黄、単斜硫黄ですね。
 補足ですが、(ア)は同位体、(イ)は同族元素です。
答(ウ)
0

高2ベネッセ1月[1]-問3、問4



 問3
 価電子が0の元素は、最外殻がK殻なら 2、K殻以外なら 8のものです。(閉殻構造)
 ですから、(ア)He、(エ)Ne、が正解です。
 補足ですが、価電子数と最外殻電子数は異なりますので注意して下さい。
 この時の最外殻電子数は、(ア)He が2、(エ)Ne が8 です。
答 (ア)、(エ)

 問4
 a セッケンから生じるイオンは、親水性部分と親油性(疎水性)部分を合わせ持っています。
   このため、洗浄作用や乳化作用があり、界面活性剤にもなります。
 b アルミニウムは地殻中に多くある元素ですが、銅や鉄に比べて非常に還元されにくく、
   融解塩電解により、近代になってやっと単体が得られるようになりました。
 c ステンレス鋼は名称の通り、さびない(ステンレス)ようにした鋼の改良品です。
  ステンレス鋼は、鋼(炭素をわずかに含む鉄)、ニッケル、クロムが成分です。
  よって正しい文章は、a、c、です。
答(オ)
0

高2ベネッセ1月[1]-問5、問6、問7


 問5
 陽イオンと陰イオンがクーロン力で引き合う結合を「イオン結合」と言います。
答 イオン

 問6
 非金属元素の単体、非金属元素どうしの化合物のうち数種が共有結合の結晶となります。
 ダイヤモンド、二酸化ケイ素(水晶、石英)、これに黒鉛を加えて覚えておきましょう。
答 SiO

 問7
 分子結晶中の分子間に働く分子間力は非常に弱いので
 分子結晶は、柔らかく、融点、沸点が低くなります。また、昇華しやすいものもあります。
答(ウ)
0

高2ベネッセ1月[2]-問1、問2、問3



 問1
 10.0 × (20/100) + 11.0 × (80/100) = 10.8
答 10.8

 問2
 672 mL のメタン(気体)は、(672/22400)= 0.03(mol)です。
 メタンCH 1(mol) は16(g)ですから、
 16 × 0.03 = 0.48(g)
答 0.48(g)

 問3
 AgNO + NaCl → AgCl + NaNO 
 この反応での水溶液中のすべてのイオンをイオン式で書き直すと
 Ag + NO + Na + Cl → AgCl + Na + NO 
 これらのイオンのうち、Na、NO- は反応していませんので
 反応したイオンのみで反応式を書き直すと、
 Ag + Cl → AgCl
 となります。(これはイオン反応式と言います)
答 Ag + Cl → AgCl
0

高2ベネッセ1月[2]-問4、問5



 問4
 まず、電離度 α とは、
 「酸が 1 mol 溶けているうちの α mol が電離している」 ということですね。
 「酸の 1(mol/L)のうちの α (mol/L) が電離している」 と言い換えてもOKです。
 これより、C(mol/L)、電離度 α の酢酸中では、
 Cα (mol/L)分の酢酸が電離していることになります。
 酢酸は1価の酸ですから、水素イオン濃度も Cα (mol/L) となります。
答(ウ)

 問5
 早い解法でやってみましょう。
 水酸化カリウム溶液を(250/10)倍つまり25倍にうすめています。
 よって濃度は(10/250)倍つまり(1/25)倍になります。
 以上より、うすめた水酸化カリウム溶液のモル濃度は、
 0.025(mol/L) × (1/25) = 0.001 = 10-3 (mol/L) です。
 水酸化カリウムは1価の強塩基ですから、
 [OH] も 10-3 (mol/L)となります。
 上記表1から、[OH] = 10-3 (mol/L)の時、[H] = 10-11 (mol/L)
 よって、pH = 11 となります。
答 11

 [H] × [OH] = 10-14 を覚えておきましょう。
 表1がなくても、これで[H]が求められます。
0

高2ベネッセ1月[2]-問6、7


 問6
 0.1mol/L、10mL アンモニア水(1価の弱塩基)は、
 0.1mol/L の塩酸(1価の強酸)10mL で過不足なく中和されます。
 中和点は酸性側で、指示薬は酸性側に変色域があるメチルオレンジが適当です。
答(オ)

 問7
 CHCOOH + NaOH → CHCOONa + HO
 この中和反応で生じた塩は、酢酸ナトリウムCHCOONa です。
答 CHCOONa  
0