少し落ち着きました
2014年6月25日 13時10分このサイトのwebサーバーが安定に動くよう、一から見直しを行いました。
サーバー設置場所に出かけていき、ハードウェアの取り換え、OSその他ソフトの入れ替えをやり直しも含め何度も行いました。
ここへきて、やっと落ち着いた感じです。
この数か月間、「器具の手入ればかりして料理を作らないような状態なんです」と言い訳していました。
apacheのアップデートが出るたびにwebサイトが動かなくなり、修復に丸一日以かかったりしていたので、どうしたらいいか悩んでいたのが見直しの原因です。
owncloudのエラーも気になっていました。
webサーバーのアップデートは性能向上だけでなく、セキュリティ向上も含んでいるはずですからアップデートしない訳にはいきません。
そこで思いついたのが、owncloudのアップデートを利用したらどうか?ということです。
owncloudはリポジトリの登録をしてインストールすると、apacheとphpも依存関係も含めて導入してくれるんです。
ですから、owncloudのアップデートが出る時は、owncloud、apache、phpの依存関係を壊さずにアップデート処理をしてくれるんじゃないかな~? という推測なんです。(甘いかな?)
前環境でもapacheアップデートより先にowncloudアップデート出ていたような・・・。
netcommonsも、apache、phpの依存関係が壊れなければ動作に影響しないと思います。
今日、owncloudのアップデートが出たんですが、webサイトに影響なく無事にアップデートできました。ただapache、php関係のアップデートではなかったようですが・・・
さて、まずサーバー本体を点検しましたが、ファン周辺が、ほこりを予想以上に吸い込んでいました。
電源は空気の流れを考えて底面から吸気していたのですが、サーバー本体内部から吸気するよう付け替えました。
また、HDD冷却ファンのうち、床に近い下のファンは取り外し、HDDを上部に付け替えて上部1台のファンで冷却するように変更しました。
最後に簡単な動作チェックをしましたが、最下部の穴、上面の穴からはともに排気となっているので、ここからほこりを吸い込むことはないのではないかと思います。
HDDの温度もhddtempコマンドで30℃前半でした。(真夏日に再度測定してみます)
肝心のOSとアプリケーションソフトですが、フリーLinuxの中で最も安定志向で定評があるのはCentOS(又はScientificLinux?)のようですね。ただ何度かsambaファイルサーバーを組んだ時、CentOSよりUbuntuの方が明らかにパフォーマンス良かった実感があるんです。CentOSはカーネルも古めなのが原因なんでしょうか?
そこでUbuntuの源流であるDebianなんですが、実はサーバーに多数使われていて定評もあるんです。
Debianを最小構成でインストールした場合、導入されるソフトは非常に少なく、Ubuntuと比較して明らかに有利という点に惹かれました。
Debianも安定志向のディストリビューションですが、カーネル等CentOSほど古くないようです。
こんな理由でDebianをインストールしてしばらく使ってみました。
Ubuntuに比べデフォルトで動いているdaemonも少なく、アップデートも頻繁ではないようです。(OSインストールはUSBメモリで楽に早く出来るようになりました!)
現在、OSはDebian7、これにリポジトリ登録してowncloudをインストールしています。(apache、phpも同時導入)
さらにSQL、netcommonsをインストールして、IE11用のパッチを2つ当ててあります。
ブラウザは多種多様であり、最新ブラウザでどんな挙動をするのか確かめておかないと利用者の方が困ります。今回もWindows8付属のIE11で閲覧してみて不具合が偶然にわかりました。
もう一点ですが、DDNS登録の通知(15分おき)も安定して送信できるようになったので、BUFFALOの有料DDNSをやめ、BUFFALOのルーターも取り外しました。
このルーターが無くなった分、webアクセスが若干ですが早くなった感じです。
利用者の方に連絡もせずサーバーダウンが続いたり、サーバーの電源を落としてメンテナンス作業を続けたりしていました。
この数か月、ご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした。
これで安定動作になるのではないかと期待しています。