センター試験<化学基礎>

2015年1月の記事一覧

2015センター化学基礎 第1問-4、5



 問1
 電子式であらわされている物質は、原子間が三重結合です。
 選択肢の①と⑤は単結合、④は二重結合、
 ③はやや特殊ですが二重結合と三重結合の中間です。(教わりません)
 ②が三重結合です。
 また、非共有電子対が各原子に1対ずつありますね。
答[4]②

 問2
 
 COは3原子分子の直線型で、結合の極性が打ち消されていて、
 分子全体では無極性となっています。
 HOは3原子分子の折れ線型で、結合の極性が打ち消されず極性分子です。
 CHClは、まずCHが正四面体無極性と考えます。
 CHのH1個がClに置き換わるので、分子に極性が生じてきます。
答[5]①
0

2015センター化学基礎 第1問-6、7



 問6
 アンモニア分子中には共有結合のみ存在します。
 (NHとHは配位結合によりNHを生じますが、ここでは関係ありませんね)
 炭酸カルシウム中には、イオン結合とCとOの間の共有結合が存在します。
答[6]②

 問7
 鉄鉱石は、鉄の酸化物からできています。
 この鉄の酸化物中の酸素OをコークスCと結合させて除きます。
 つまり、鉄鉱石をコークスで還元する訳です。
答[7]④
0

2015センター化学基礎 第2問-8、9



 問1
 最も体積が大きい物質は、物質量(mol)が最も大きい物質です。
 1gの物質量は、1/分子量 ですから、
 分子量の最小の物質が、物質量が最大で、体積も最大ということになります。
 ここではCHの分子量が16で最小です。
答[8]②

 問2
  CH + 5O → 3CO + 4HO
 の反応式がすぐに書けますね。
 1molの CHを燃焼させたので、
 5molのOが使われ、3molのCOと4molのHOが生じました。
答[9]①
0

2015センター化学基礎 第2問-10、11



 問3
 4gのNaOHは、4/40 = 0.1mol
 これが溶液1L中に存在しているので
 (公式を使うまでもなく) 0.1mol/L ですね。
答[10]③

 問4
 ブレンステッドの定義では「Hを相手に与えるものが酸」です。
 反応Ⅰでは、逆反応において、bのHOがHを放出してHOになっていることが分かります。
 反応Ⅱでは、正反応において、cのHOがHを放出してOHになっていることが分かります。
答[11]④
0

2015センター化学基礎 第2問-12、13



 問5
 ア.は弱酸と強塩基から生じる正塩で塩基性
 イ.は強酸と弱塩基から生じる正塩で酸性
 ウ.は強酸と強塩基から生じる正塩で中性
 よって、これらの溶液をpHの大きいものから順に並べると
 ア>ウ>イ となります。
答[12]②

 問6
 ① +5 → +2 よって -3
 ② -1 → 0 よって +1
 ③ +1 → 0 よって -1
 ④ +4 → +4 よって 変化していない
答[13]①
0

2015センター化学基礎 第2問-14



 まず、グラフから、正確な値が読み取れる点を見つけます。
 (4g , 0.1mol)の点が良さそうです。
 次に、この反応の化学反応式から、
 0.1molのHが発生する時、反応する金属Mも0.1molと分かります。
 金属Mは4g反応させて、これが0.1molですから、
 4g/0.1mol = 40g/mol
 よってMの原子量は40です。
答[14]③

 (2g , 0.05mol)の点を使っても出来ますね。
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