化学

化学入試問題

2013センター化学解説 第3問

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「15」いつも通り。
 フッ化水素の発生は、不揮発性酸による揮発性酸HFの追い出しによる。
 強酸HClによる弱酸HFの追い出し、と勘違いさせるやや意地悪な問題。
「16」いつも通り。
 ケイ素は二酸化ケイ素を還元して得る、はあまり出てこなかったので迷う?
「17」「18」いつも通り。
 ここでは、両性酸化物2種を選ぶのではなく
 酸性酸化物と両性酸化物を選ぶ。
 ここには両性酸化物は1種しかないけど
 思い込んでしまうとはまります。
「19」いつも通り。
 H2SとI2の反応が起こるなら、H2Sは還元剤にしかならない。
 つまり、H2Sは酸化される。
「20」いつも通り。
 Cu2+は、酸性、H2SでCuSの沈殿生成
「21」いつも通り。
 FeCl3 → Fe(OH)3 → 1/2 Fe23
 FeCl3は0.008モル、Fe23は0.004モル
 最後にFe23の式量160をかけて答。
「22」いつも通り。
 濃硫酸とNaClは塩化水素発生。
「23」いつも通り。

2013センター化学解説 第2問

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「8」いつも通り。
 右-左ですぐ答出る。
「9」これが今回の関門だと思う。
  初めてのタイプ。 難問と判定されるのでは?
 結論は、エネルギー図を描いてみて下さい。
 1番上に C24 + H2O(液) + 3O2
 その下に C25OH(液) + 3O2
 その下に 2CO2 + 3H2O(液)
 と描いてみると、
 C24の燃焼熱と、C25OH(液)の燃焼熱の差が
 答になることがわかります。
 これに気づけばあっけないんですが。
 熱化学方程式を全部書いていると時間かかりそうです。
「10」いつも通り。
 ただ、SnCl2は通常還元剤なので、これに引っかかりそう。
 しかもSnCl2はそれほど出題されない。
 でも、反応式を落ち着いて見れば簡単。
「11」いつも通り。
 ⑤は当たり前過ぎて疑うかも。
「12」いつも通り。
 水酸化カルシウムは0.001モルで、OHは0.002モルと進めば、
 中和熱0.002モル分、とわかる。
 小数点以下けたの多い小さい値の計算は慎重に。
「13」いつもとやや違うパターン。
 これが次の関門? でも新しい問題ではない。
 1.ある程度放電した、はまったく関係なし
 2.充電する時は、外部電池の負極は鉛蓄電池の負極につなぐ
 3.充電時、鉛蓄電池の負極は、
  PbSO4 → Pb となるので、電子2モルで96g減
 4.同時に、電子2モルで、
  電解液中の SO42- は、2モルつまり192g増加する。
  (負極から1モル、正極から1モル、計2モル増加)
 これで答えが出ます。
 1.2.4.に気づくかどうかですね。
 もう一つ、
 (+192mg ,-96mg)の座標を見つけるのに
 慣れていなくて、ちょっと戸惑うかも。
「14」いつも通り。
 H2O + e → OH+ 1/2 H2 が書ければ大丈夫。
 図が大ヒントなので書けますね。
 NaOH = OH = 1/20 モル。つまり e も 1/20 モル。
 あとは、I × 3600 × 1/96500 = 1/20
 ∴ I ≒ 1.34(A) 

2013センター化学解説 第1問

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第1問
「1」いつもの練習通り。
「2」いつも通り。<結合に使う>に注意。
「3」いつも通り。
「4」いつも通り。1つの式を立ててから計算した方が絶対に早い。
 1400 × 49/100 × 1/98 = 7%
「5」いつも通り。molで比較しよう。
「6」これがいつもとちょっと違う。
 M/MOx = 0.63
 55/55+16X = 0.63
 ∴ X ≒2
 Xを求めるタイプは初めてで、しかも答えが割り切れないので焦ったのでは。
「7」いつも通り。
 ワインが酸化する=エタノールが酸化して酢酸になり酸っぱくなる。