センター試験<化学>

センター化学本試験 解説

2017センター化学 第5問-問2



[2]正解②
  合成高分子の分子量は、重合度が異なる構成分子の分子量の平均値で表されます。

  ①2種類以上の単量体が重合することを共重合といい、共重合体が生成します。
  ③デンプンは高分子なので、この分子1個で1個のコロイド粒子となります。
  ④DNAとRNAに共通する塩基は、アデニン、グアニン、シトシン、の3種類です。DNAにはさらにチミン、RNAにはさらにウラシルが存在します。
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2017センター化学 第6問-問1



[1]正解③
  ポリイソプレン(天然ゴムの成分)の、元の単量体イソプレンの構造式が違っています。この形では、重合して長い鎖になれません。
  正しくは、CH=C(CH)-CH=CHです。

  ①フロンが重合して、テフロンになる。
  ②プロペン(プロピレン)が重合して、ポリプロピレンになる。
  ④スチレンとジビニルベンゼンが共重合して、スチレンジビニルベンゼン共重合体ができる。(これがイオン交換樹脂の原料となる)
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2017センター化学 第6問-問2



[2]正解③
  ポリ乳酸(組成式CHO、式量72)中のCがすべてCOになると考えられるので
  ポリ乳酸が分解する時の量関係は、 CHO2 → 3CO2  と考えられます。
  ポリ乳酸6(g)中に、ポリ乳酸の繰り返し単位は、6/72 (mol)存在し、
  これから、COが、6/72 (mol) × 3 = 1/4 (mol)発生します。
  よって体積は、22.4(L) × 1/4 = 5.6(L)
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2017センター化学 第7問-問1




[1]正解①
  ジペプチドAは、(NH2基1個)-(NH21個+COOH基1個)
  ジペプチドBは、(NH21個+COOH基1個)-(NH21個+COOH基1個)
  ジペプチドCは、(NH21個+COOH基1個)-(COOH基1個)
  上記の()内は構成アミノ酸を表しています。
  ジペプチドAでは、酸性溶液中で左側の(NH2基)が(NH)となるので、陰極へ移動します。
  ジペプチドBでは、左右の(NH21個+COOH基1個)が共に双性イオンとなっているため、酸性溶液中でも電荷を持ちません。陽極陰極どちらにも移動しません。
  ジペプチドCでは、弱酸性溶液中で右側の(COOH基)が(COOH)となっているので陽陰極へ移動します。
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2017センター化学 第7問-問2



[2]正解③
  C12H22O11 → 2CH12O → 2CuO
  という量関係になります。
  Cu2O = 144(g/mol)より、生じたCu2Oは、14.4/144 = 0.1(mol)です。
  よって、存在していたマルトースC12H22O11は、
  0.1 × 1/2 =0.05(mol)、つまり342(g/mol) × 0.05(mol) = 17.1(g)です。 
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