センター試験<化学>

センター化学本試験 解説

2015センター化学 第4問-6




 水層Aには、アニリン塩酸塩のみ分離されます。
 水層Bには、フェノールも安息香酸もNa塩となって分離されます。
 水層Cには、この手順では何も分離されません。
 エーテル層Dには、ニトロベンゼンのみ分離されます。
答[6]③

 上から2つ目の手順でNaOH水溶液を加えるのではなく、NaHCO水溶液を加えれば、
 水層Bには、安息香酸(安息香酸のNa塩として)のみ分離されます。
 次に、3つ目の手順でNaHCO水溶液を加えるのではなく、NaOH水溶液を加えれば、
 水層Cには、フェノール(フェノールのNa塩として)のみ分離されます。
 このように操作すれば、すべての物質をそれぞれ単独に分離できます。
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2015センター化学 第4問-7



 このエステルが加水分解されてCH2m+1COOHが1mol、CH2n+1OHが1mol生じます。
 よってこの操作では、それぞれの分子量が、
 CH2m+1COOH=74、
 CH2n+1OH=74、となります。
 ∴ CH2m+1=29 
    12m+2m+1=29
    m=2
   CH2n+1=57
       12n+2n+1=57
       n=4
答[7]②
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2015センター化学 第5問-3



 繰り返し単位CH(OH)CH2 (式量44)は、88gのポリビニルアルコール中に2molあります。
 この中にOHも2molあります。
 このOHの50%つまり1molのOHがアセタール化されます。
 2個のOHが、1個のOCH2Oとなるので、
 1molのOHが、1/2molのOCH2Oとなります。
 つまり、生じるビニロンは、
 88-17+(46/2)=94g
答[3]② 
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2015センター化学 第6問-2



 問1
 アミロペクチンは枝分かれ構造が多い構造です。
答[1]③

 問2
 ③は不斉炭素原子を持ち、アミノ基1個、カルボキシ基1個ですから、
 中性アミノ酸であると言えます。
答[2]③
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2015センター化学 第6問-3




 シクロデキストリン1個中のグリコシド結合は6個です。
 つまり、シクロデキストリン0.1mol中のグリコシド結合は0.6molです。
 0.6molのグリコシド結合を加水分解するためのHOは0.6molです。
 ∴ 18×0.6=10.8g
答[3]⑥
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センター入試お疲れさま!

今年も、センター入試が終わりました。
長い日にちをかけて頑張ってきたセンター入試の勉強も終わりです。
みんな、それぞれの準備に早くとりかかろう!
気持ちを込めて頑張るんだよ!
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2014センター化学 第1問-3


答③
 元素を特定して考えた方がいいですね。
 A(C)、D(O)、E(Na)、G(Mg)、J(Al)、L(Cl) なので、
 ①がCCl、②がNaO、④がMgO、⑤がMgCl、⑥がAl
 ③はNaClとなり、おかしいですね。
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2014センター化学 第1問-6


答⑤
 混合気体3Lで、水素:メタン=2:1だから
 水素が2L、メタンが1L
  2H + O → だから
 H2Lを燃焼させるのに必要なOは1L
  CH + 2O → だから
 CH1Lを燃焼させるのに必要なOは2L
 よって合計3LのOが必要。
 空気中のOは体積で20%だから
 3LのOを含む空気は、
 3L×(100/20)=15L
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2014センター化学 第2問-8


答⑥

CHOH + (3/2)O = CO + 2HO(液) + QkJ 
C(黒鉛) + O= CO+ QkJ
H+ (1/2)O= HO(液) + QkJ

CHOH + (3/2)O = CO + 2HO(液) + QkJ   式に 右-左の式を適用すると

Q= Q+ 2×Q- Q   (CHOHの生成熱をQとした)
∴ Q= Q+ 2Q- Q
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2014センター化学 第2問-9


答②

CH 1mol 燃焼 → 1560kJ
CH 1mol 燃焼 → 2220kJ

CH xmol 、 CH (1-x)mol とすると
1560x + 2220(1-x) = 2000 より
x=1/3 
∴ CH 1/3モル 、 CH 2/3モル
∴ CH : CH = 1:2
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2014センター化学 第2問-10 11


答10①
 この滴定曲線は、弱酸を強塩基で滴定したタイプなので、
 酢酸(弱酸)と水酸化ナトリウム(強塩基)が適当


答11②
 中和点付近のpH変化は塩基性側に寄っているので、フェノールフタレインのみが使える。
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2014センター化学 第2問-13 14


答①、④

①、④は、水の電気分解で、陰極H、陽極Oが発生。
②、③は、陽極O発生。
⑤は、陰極H発生。

まず、①、④について考えると 2H + 2e → 
                         0.4mol                     0.2mol
この時発生するOはHの1/2なので、0.1mol発生
よって、①、④では気体が 0.2 + 0.1 = 0.3mol発生

②、③では、Oが0.1mol発生
⑤では、Hが0.2mol発生
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2014センター化学 第2問-15


答⑤

流れた電子は
Q = It = 0.5 × 1930(C) → 0.5 × 1930/96500 = 0.001mol

正極のCu極板では
Cu2+ + 2e→ Cu  の反応が起こるから
0.001 × (1/2) × 64 = 0.032g 増加
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2014センター化学 第3問-19


答④

Zn2+にアンモニア水を加えると、Zn(OH)の白色沈殿が生じ、過剰のアンモニア水を加えるとこの沈殿は溶解する。
Al3+にアンモニア水を加えると、Al(OH)の白色沈殿が生じるが、過剰のアンモニア水を加えてもこの沈殿は溶解しない。
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2014センター化学 第3問-21


答①

CuSO + BaCl → BaSO
で、BaSO 2.33g は 2.33/233 = 0.01mo l なので、反応した CuSO も 0.01mol
0.01mol の CuSO は、160 × 0.01 = 1.6g
よって、最初の硫酸銅(CuSO・nHO)中のHOは、1.78-1.6=0.18g で 、これは、0.18/18 = 0.01mol
CuSO 0.01mol に HO 0.01mol が結合しているので、
n=1となる。
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2014センター化学 第3問-22



答②

操作Ⅰでは、Ag、Pb2+ が考えられるが、「操作ごとに、異なる金属イオンを含む沈殿a~cが生成し、」とあるので、
操作ⅠではAgが適当。(Pb2+だと、操作ⅡにもPb2+を含む沈殿が生じてしまう)

操作Ⅱでは、Cu2+、Pb2+が沈殿を生じるが、上に記した通りPb2+は不適。よってCu2+

操作Ⅲでは、Fe3+が適当である。
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2014センター化学 第4問-27 28


答27④
 ここでは下層が水層で、水に溶けやすい物質が来るが、それは乳酸だけである。
 乳酸は炭酸水素ナトリウムにヒドロキシ酸(カルボン酸)として作用し、二酸化炭素を発生させる。

答28②
 上層は、シクロヘキサン、シクロヘキセン、ステアリン酸、ベンゼン が含まれ
 二重結合を持ち付加反応しやすい シクロヘキセン が該当する。
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2014センター化学 第4問-29 30


答29②
 ナトリウムフェノキシドに、高温高圧下で二酸化炭素を作用させると、サリチル酸ナトリウムが生じる。

答30④
 サリチル酸にメタノールと濃硫酸を加え熱すると、サリチル酸メチルが生じる。
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2014センター化学 第4問-31 32





答31⑤
 3分子重合させてベンゼンになるのはアセチレン。エチレンではない。

答32⑤
 ここで、反応温度130℃~140℃における生成物は、ジエチルエーテルで
 これはエタノール2分子から水1分子脱水された化合物。
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2014センター化学 第4問-33


答②

CHCHO-CH-NH + (CHCO)O → CHCHO-CH-NHCOCH + CHCOOH
      137g              102g                               179g
      13.7g             15.3g              xg 
上の反応式と量関係から、化合物aがすべて反応して、化合物bを生じることがわかる。
よって、x=17.9g生成する。
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